ピザ生地をこころのように透明の 袋に入れてツンツンと揉む
菜の花を畳んでいては父の声
擬音語で表現すると君はふょい 発音はあとで教えてあげる
朝のコーヒーが眩しくて シンクで二度寝の抜け殻を眺める
誤字でした。 シュレッターにかけるために 生きてくだり坂
看板を溶かすネオンに落葉風
爪より薄くなったピック 今日からは百二頁に挟まれる役
やさしさの中心は風邪の日の母
冬の灯に抱きしめられて赤い君
贅沢な名をつけられて プルタブはまた来てしもたと ただいまを言う
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